バードボックス 感想最近、奴隷キャラが流行っているらしい。

2019年02月04日

ソーサレスアライヴ 感想


 メーカー:Florite

 なろう版 異世界ファンタジーストーリー。

 異世界に入った主人公(高校生)が、新しいセカイで1から頑張っていくストーリー。

 話はソーサレス編とアライヴ編の2つに分かれている。


 ソーサレス編


 なろう小説のような序盤のありきたりなラッキースケベの連続に対して、どう乗り切っていくか(プレーヤーが)がポイント。

 ここを堪えられたら異世界でレイヴっていうよくわからない競技をやっていくんだけど、ここもなんといえばいいか、別段特筆するような架空スポーツとしての(あおかなとか)面白さがあるわけでもなく……いまいち盛り上がりに欠ける。
 理由としては、説明、用語なども曖昧なままで、キャラが今どういった動作をしているかというのが分かりにくいからだと思う。

 ソーサレス編のプレイ時間としては、共通ルート3時間。

 個別が2.5~3時間x4キャラくらい。


 個別ルートの雑感としては、全体を通して展開が似たり寄ったりな場面が多いって思った。
 試合の決勝戦までの順番も同じで、主人公が誰に重点を充てるスポットが変わってるかくらいだから、真新しさがなく、一気にやるとダレる可能性アリ。

 アキナルートとミアルートはおおよその構造は似てた。
 話すら覚えてねえ。

 アズーリアは婚約の腹いせで不買運動ってのがちょっと斬新だった気がする。(それでも異世界モノとしてはまぁよくある展開なのだろうか? あまりそういう系統のを読まないから知らない)

 その後の流れは現代知識ドヤァァァ! を決め込む。(大体よくあるやつね)

 レイヴでの戦いの大すじが決まってるから個別でも既視感の多いこと多いこと。
 レイヴの競技としての魅力もまぁ欠ける。何やってるか分かりにくいっていうのに尽きるし、ハラハラ感があまり感じられなかった。

 決勝戦までの流れも大体おんなじで、SKIPしたくなるような退屈さがある。
 ユズリハだけちょっと種族が魔族とかいうので周りから敬遠されているせいか、毛色が違ったかなくらい。


 テキスト:

 とにかくWeb小説っぽいオタク系主人公がダサく鼻につくのが気になる。
「え? 異世界きちゃったよこれ」みたいなノリ。ほんと辟易する。

 あと、女性優遇みたいな設定とかは辞めたほうがいい気がする。
 現実味なさすぎだし、まじで後々になって、どこかでボロが絶対に出ると思う。


 アライヴ編


 プレイ時間7時間前後。

 個別全クリア後に突入。
 裏ルートでありTrueルート。こっちで、異世界の真相解決などが行われる。

 流れとしては、レイヴ決勝戦開始と共に迫害された魔族の落とし子らによるクーデターが勃発。

 この異世界の種明かしと、誰が裏で暗躍していたかなどの真実が語られる。



 感想:


 もっと見せ方をうまくすればと思わざるをえない。
 クーデターとかいきなり起きるもんだけど、もうちょっと演出ほしかった。
 あと主人公の地の文がちょっと……気持ち悪いです、はい。これはもうちょっとましにならなかったものか。
 何度も言うけど序盤のレイヴ編が受け入れられるかが鍵を握ってる。
 急にでてくる王女側近のヴィクトリア、お前はんぱないって。

 主人公にあるのはループではなく、未来視。今まで見たのはシミュレーション。

 実は転生ではなく、最初の現実の方で隕石が降って理性を失った『ゾンビ人間』だらけの終末世界(HOTD)になっており、そこから800年後がソーサレス編の世界。


 クーデター起きてる割にノリが軽すぎやしないか……後ラストバトルもうちょっと演出入れ込もう。
全ては幼馴染の美由紀が不老不死の肉体を得たことにより、狂気の享楽として作り出した魔法世界。
それを至った理由は主人公の狂気の純愛。


 総評:

 序盤がほんとつまんなさすぎて、後半まで持てるか否か。
 といっても、アメグレみたいに震えるような伏線があるって訳じゃなく、あー、なるほどねみたいな感じ。
 段々面白くなってきたな・・・なんて思うことは少なく、「あっ・・そう」くらいにしかチープな感想を抱けなかったのは、恐らくシナリオのメリハリがよくなかったからだと思いました。

 まるで後から無理矢理そういう設定で繋ぎ合わせたような・・・。

 同一世界で言語が消えてたり、ジャムがないの? え? みたいな展開はあるけど、まぁ全体を通すと、ほどほどじゃなかろうか。

 73点。
 良作にはちょっと届かないかな。






ryushlol at 20:15│Comments(0)エロゲ 

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