2018年06月
2018年06月28日
6・5 最近面白かったゲーム ~魔女こいにっき~
魔女こいにっき
一昔まえのファンタジーをモチーフにしたおはなし。鏡の国のアリスとかああいう系をモチーフにしたやつ。
紙の上の魔法使いのあのおどろおどろしい鬱屈さに生クリーム突っ込んで泡立て器でまぜまぜしたらこんな感じになるんじゃね? って感じの作品(適当)
シナリオ
新島さん新作とのことで賛否両論らしいけど、普通の萌えゲーとはちょっといろいろな違う。平坦なやつやりたい人には向いてない。
はつゆきさくらやったけど忘れたわ。バニッシュだ! しか覚えてねえ。
確か導入がなんか、
「恋物語は一番いいとこで終わっている。しかしそこには続きがあり、男女も歳を取り、男は腹は出て頭は薄くなり~、女は皺や小言が増え更年期障害がどうたら~、かつての輝いていた生活は色褪せ…」
みたいなことを説教っぽく言ってくる。
これ聞いただけでああヤバ……みたいな感出まくり。
中身は童話・寓話系なのでとりあえずなんでもアリって思っておけばおけ。
視点はマルチ。ありすとたくみが中心かな。現実でのありすが魔女こいにっきを読むと、たくみの物語開始って感じ。
んでまあ主人公のたくみ君が街で女引っ掛けてスーパーパワーで一晩でやっちまうし、肝心なとこで霧みたいにさ~って消えていくし。
とにかくヒロイン多い。
聖が一番長かった気がする。
面白かったのは美衣かな。
ありすはもうヤババァだしなあ。
時計坂はカノンの昔の話はなかなかに。
十二針みたいなのはなんかすぐ消えてって、は? ってなった。
感想
とにかくギャグは秀逸だったかな。キャラがかなり映えてたとおもう。聖女キャラとおばか3人組、あとキャバクラの先生、ありす。
あとは構成も。時系列がバラバラで分かりにくくされてるけどつながってるな~って。そういう演出面的なのはうまい。
けれど恋愛描写はなんていうか、ごまかし感ぱないの? なんか恋愛してるって気にはならなかった。
一生女引っ掛けてるって感じ。
最後の方は、あーなるほどなー、つながってたみたいだなー、感はあったけど……。
「女の子はいつでも寂しがりや」というワードを思い浮かべる今日この頃。
SAMISHI~。
6・8 抜きゲーみたいな島みたいに住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
抜きゲーみたいな島みたいに住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
抜きゲーみたいな島に来た主人公とヒロインズがどうドスケベセックス(作中ワードです)に立ち向かい、あらがっていくかというお話。
体験版:3~4時間
一気プレーできるほど面白いです。タイトルで敬遠する方がいるかもしれないが、これ実際主人公たちがこの抜きゲーみたいな島に反逆していく下剋上物語なので抜きゲーではない。
コードギアスとかああいうのをバカゲーっぽくした感じ? けど設定はしっかり細部まで凝っている。(SHO、SSといった治安管理部隊、TENGA EGGみたいな7色の武器、アリアドネプロトコルの演出はめっちゃかっこいい)
テーマがパワーワードということで、下ネタ混じりのネタテクストがいっぱい。鰯の頭もちんちんからって何やねん
主人公に加えキャラにも黒めの過去がいくつか散見されていてなかなか次の展開を気にさせる感じ。
文体:読みやすい。ところどころ厨二っぽいテクストも混じってて、Eggとか、銃とか説明描写かなり凝ってる。
バトルも結構熱く書かれててカッコいい。 2018年06月26日
6・2 最近面白かったゲーム ~ギャングスタ・リパブリカ~
~ ギャングスタ・リパブリカ ~
心の中のガラクタを持つギャング部のおはなし。
らしいんだけど、簡単にいうとガキの心を捨てられないモラトリアム青年たちのお話。
「悪」を求めるギャング部ってことで活動するんだけど、生徒会の制約とかで篤志部=ボランティア活動部みたいなのになって日常を淡々と繰り返していく。
文体は軽めだが、展開がパッパッパッパッとパラパラ漫画かよって感じに変わるのであまり読んでる気がしない。短い話が一生続いてる。4コマ漫画集じゃないんだからさ・・・。
シナリオゲーといわれているらしいが、蓋を開けてみると・・・? とにかく衒学的。お世辞にも面白いとはいえない。
シナリオ
1部と2部でわかれている。こう言われると、なんか1部は1本道で~2部は個別みたいな風なのを期待するかもしれないが、全くそんなことはなく。
ただ1部では日常(くそつまらない)が、2部ではよくわからないキャラ(ヒロイン)同士の論争が繰り広げられる。
こおりと禊にはGENESISっていう後日談みたいなのがつけられていて、ループの話とかヒップスコス?(ごめん名前忘れた)のなんたらとかいう設定が突然出てくるから困惑する。ほんとは1部で出てきてたんだけど、さらっと流されるような話だったから気に留めることでもない何か雑談の一部としか思ってなくて、ただただ困惑。
あとはキャラの言うことが一々哲学的というか、文を砕いてないのでとにかく難しい。たぶん言ってるのは価値観とか同調圧力的なことにメスを入れるようなことだろうけど。
CG
これは間違いなく手抜き。シーンもなんか唐突にはじまる。わけわかめ。
気に入った言葉
仲間とは、
感傷ではない。覚悟を決めた共同体」
悪とは、
「人がそうしたいと思うのとは違うやり方で、人がそうなりたいと思うことを実現すること」
つまり、一緒にバカやりましょ~~。自分本位にいきましょう!!
2018年06月25日
6・6 最近面白かったゲーム ~未来ラジオと人工鳩 体験版~
未来ラジオと人工鳩
体験版:プレイ時間3~4時間。
ストーリー概略
2061年の未来、けれど人工鳩によって電波が失われた世界のお話。
主人公は、2046? 47? くらいに電波喰いを始めた人工鳩の飛行機墜落事故の唯一の生き残り。
そこからまだ傍受されないラジオを主人公が偶然知り合いの電気屋からもらってきて、ラジオを配り始める・・・。
キャラクター
かぐや:人工鳩を作った人の娘。メガネ。
秋奈 :喫茶店のねーちゃん。遺族らしい。
椿姫 :人工鳩を作った人の助手。
水雪 :どーてーどーてーうるさい義妹。
日常はそんな面白くない感じしたので期待しなくていいです。濃いキャラは水雪くらいかな。
キャラクター
かぐや:人工鳩を作った人の娘。メガネ。
秋奈 :喫茶店のねーちゃん。遺族らしい。
椿姫 :人工鳩を作った人の助手。
水雪 :どーてーどーてーうるさい義妹。
日常はそんな面白くない感じしたので期待しなくていいです。濃いキャラは水雪くらいかな。
感想:
着想はすごいユニークでおもしろいとおもいました。まる。
人工鳩がネットワークを空に構築していて、電波を食いまくっている時代。それを特殊なモジュールを組み込まれたラジオを放送することによって、人工鳩を殺すことができるとか、近未来を演出しつつ、かつ失われた世界っていうのも同時に表現しているのがあんまり見ない設定で面白い。
あとは主人公が7月29日に死んでしまうという明確な目的のためにヒロインたちと協力していくのは一体感あってなんかいいよね。
主人公のかぐやに対しての情の揺れ具合が結構早かったのは、なんか訳がありそう感もあったし。
主人公のかぐやに対しての情の揺れ具合が結構早かったのは、なんか訳がありそう感もあったし。
謎もいろいろ散りばめられてて面白い。0時の未来ラジオ、人工鳩の仕組み、タイムリープなど。ちょっとシュタゲっぽい。
文体:
正直めっちゃ読みづらかったです。 地の文が全てにおいて、だった、した、だった。みたいな行動をしたあとの動作が多用されすぎてて違和感というか、なんというか。
たぶん現在の描写の動作のはずなのに、やったあとみたいになってるから時間のズレみたいなのができてる。
正直めっちゃ読みづらかったです。 地の文が全てにおいて、だった、した、だった。みたいな行動をしたあとの動作が多用されすぎてて違和感というか、なんというか。
たぶん現在の描写の動作のはずなのに、やったあとみたいになってるから時間のズレみたいなのができてる。
あとは1文しか表示されないことが多くて、クリックがめんどいことこの上ない。AUTOでやってたらいいんだけどね。
あと文字めっちゃ読みづらいです。ウィンドウの色が淡い系のやつ多いから、服とかと重なって文字が見えにくいんだよね個人的意見として。
体験版で最後、かなり魅せてくれたので、尻すぼみにならないことを期待。
懸念点があるとするなら、個別ルートか・・・? あの一本筋に個別ルートがあるとするなら、一部のキャラで話がくすみそうな感があることくらいか。かぐやはいいとしても、秋奈、水雪あたりどうなるんだろう・・・。
2018年06月19日
6・1 最近面白かったゲーム ~景の海のアペイリア~
景の海のアペイリア
2ヶ月前にプレイ済み。今回は2周目。
なんとなく理解はしていたけど、結構難しいところは投げやりがちだったので今回は真面目に紐解きながらプレイ。
序盤:セカンドがデスゲームで1回目のリープまで
ここはアペイリアが完成してから、デスゲーム入るまでの部分を軽く学べる。バトルシーンでは完全にウケ狙いだが真剣に戦ってる様はシュールで面白い。
主要人物の紹介+舞台説明くらいで捉えればいいんじゃないか。
二重スリット実験はこのゲームの主題といってもいいのでしっかり覚えとかないとだめ。
中盤:それぞれのヒロイン(アペイリアを除く)の時間軸を焦点にあてた世界とその後の変化
美羽:AI,クローン体について。
AI,学習機能、クローンなどなど。
AI,学習機能、クローンなどなど。
ましろ:別時間軸の持つ記憶について
この辺は主人公の現在の状態での解釈なのでミスリードが多い。単一世界、並行世界の話が繰り広げられる。
久遠ー主にスワンプマンについて。
ブックマン。あとはシンカーシステムについても。この辺はちゃんと追ってかないとこんがらがる。
ブックマン。あとはシンカーシステムについても。この辺はちゃんと追ってかないとこんがらがる。
終盤:アペイリアネットワークの真実と観測者、アペイリアと過ごす1年間。シンカーとの決着。 現実の真実~
ファースト、AIサーバ、VRサーバ、バックアップサーバ、いろいろ出てきてわけわかめ……。一つずつ紐解いていけばまあわかるがゆっくり考えないとね
感想:
技術的特異点、シンギュラリティー。その強いAIとの向き合い方について恋愛要素もかかれうまく描かれていたのではないかなと思います。
表現として面白かったのは、「過去は100%の可能性として存在する」「100%の可能性と-100%可能性が衝突して0%」。
ああいった考えは今まで思ったこともなかったのでなかなか斬新で深いなと。
未来の自分が現在に影響を及ぼすってのもあんまりこういった考えされてないけどいいなあ~って。
ほんとはそういった概念は考えることをしなくて、「いま」を生きるのが一番ベターだけどね。客観で生きるのではなく、主観を信じて生きろ。
そういった面で新たな生きるということについての向き合い方の側面を見ることができたとおもう。
そういった面で新たな生きるということについての向き合い方の側面を見ることができたとおもう。