エロゲ批評

2020年10月21日

夜明け前より瑠璃色な。 感想



 
 Augustの代表作でこれだけ手をつけていなかった。
 
 最近また新しいのが出たとか。(正直コンプリートパック商法は辞めてほしいが……)

 非18禁なら3000円ちょいで買える。 URLはこちら

 800x600の解像度はアス比16:9主流なので慣れないが、グラフィックが綺麗なのでさほど気にはならなかった。



yoake1

続きを読む

ryushlol at 00:33|PermalinkComments(0)

2020年09月25日

さくらの雲*スカアレットの恋 感想


 ライトミステリーxループもの。

 今作品には、ハッとさせられるようなトリックはあるのか―――!?


 
 帝都の宵で
途方に暮れりゃ
百鬼夜行の
忍び足。




 ネタバレは少なめ。続きを読む

ryushlol at 02:03|PermalinkComments(0)

2018年12月21日

さくら、もゆ。 -as the Nights Reincarnation  体験版感想



『さくら、もゆ  as the Night's Reincarnation』


 FAVORITE新作。

 独特の絵のタッチのとこですね。 ファンタジー色が強い絵とシナリオ。

 前作いろとりどりの世界は真紅げーなんて言われてましたね。
 つーかあれ、主人公どう考えてもカスでしょ・・・傲慢すぎるだろ。同情すらできなかった。

 今作も同じ風になりそうな予感。
 ちなみにキャラがロリ系ばっかで、ほぼ幼馴染なのはメーカー柄だろう。


 STORY


 ヒロインが魔法少女、主人公が魔法少女使い。ペアとなって、戦うらしい。

 魔法少女として戦うと、抱いていた夢が叶う。

 分かりやすくいうと、まどマギをエロゲっぽくした感じ。それにちょっとふんわりとした設定が乗っかってると思えばOK。


 追記:迷子みたいな精神的に病んでる子を助けるらしい。


 用語:


 ”夜の国”

 夢を買える。願いがかなう。ここでのバトルに勝てば、現実に願いを持ち帰れるみたいな感じかな。

 ”夜の王”

 まどマギでいうヴァルプルギスの夜。 ラスボス。


 キャラ



 主人公:  大雅

 いろせかのあいつと一緒でクズ臭がする。

 これぶっちゃけ好感持てないぞ? 描写のシーンが淡白すぎる。
 あと特に理由もなくヒロインいじったりするとかお前、中房かよw 
 いびりシーンが定期的にあるし、ワンパターン過ぎてくどい。



 クロ


icon_kuro


 主人公側近のロリ。どうみても真紅枠です本当にありがとうございました。
 


 柊ハル  (ひいらぎ ハル)


icon_haru



 魔法を使いたい少女。

 魔法少女になりたいらしい。幼馴染

 


 夜月 姫織  (よるつき ひおり)


icon_hiori


 黒髪ロリ。
 
 お菓子が好き。印象なし。




 杏藤干和(あんどう ちわ)


icon_chiwa



 なんか似たような名前の人アニメ声優にいたよね。あんまり詳しくないから知らないけど。

 ピンク髪のロリ。世話焼き。主人公にいびられてるキャラ。

 

 あさひ


 師匠。夜の魔法使い。

 いろせかにもいたよなこんな感じの姐さんみたいな存在。

 性格は穏やかめになってるけど構図は変わってない。ちなみに人間じゃないらしい。



 十夜


 あさひの妹。

 半妖っていえばいいのかな。なんか耳とか尻尾が出てる。色セカにもいたハクだっけ? あれみたい。


 男のサブキャラは、金髪好青年が一人だけ。


 ナナ

 汽車の車掌ロリ。



 感想

 
 個人的にいうと、昼寝した後にこれを30分プレーしたらまた睡魔が襲ってくるだろうなって感じの作品。
 話に起伏がないし、とにかく冗長で長い。
 だからプレーして一週間もしたら、話なんてほとんど覚えてないだろうな・・・・・・。

 世界観は、ぶっちゃけ色セカとほとんど変わってないような気もする。(あとキャラ構図も多少変えただけって感じ。地下にあった時計っぽいのもあったってのも要因のひとつ)
 
 とりあえず抱いた感想はキャラがまぁ可愛いくらいか。(主人公視点でも干和に対してはそんなことしか言ってないw)

 幼馴染も主人公が好きっぽいんだけど、そういった理由があんま描写されてないからなぁ。

 黒髪とピンク髪は、ほとんど差異みたいなのが感じられなかった。



 テキストについて


 色セカでもそうだったんだけど、ほんとに読みにくい。
 倒置法って本来内容を濃く印象付けようとするためにあるはずなのに、それを多用しまくってるせいでとにかく読みづらくなってすすめるのが億劫。

 以下SS。


 Sakura1

 
 見たらわかるけど女の子が出てくる描写だけで、なんかめっちゃ行数わかれてるんだよね・・・。

 特に何かあるわけでもないけどそういう雰囲気で魅せようとしている感があけすけなのが、個人的にははっきりいって無理でした。

 名前呼ぶだけでこんなクリック数とらないでくれ・・・。

 こういうのがほんと多いから、(1クリックで5文字程度の何回か説明文が続く感じの。こんなのを日常シーンでもばんばんかましてくる)そういうの嫌いなプレーヤーはマジでやめたほうがいい。
 あさひの語り合うシーンも婉曲的で分かりにくい。こいつの喋り方はなんか違和感しか覚えない。恐らくだが文語調になってるからだと思う。
 定期的に10年前の戦争の話が出るんだけど、曖昧にしか書かれてないから、わかりにくいし、けど別に気になりもしない印象。
 色セカもそうだったけど世界観が曖昧すぎて、よくわからない;;
 魔法やら、夜の国やらといった設定・世界観があるのはいいんだけど、会話中でさえもキャラ達が「”アレ”」とか「”魔法”」とか凄い曖昧に表現されてるせいで、余計分かりづらい。
 それで最後に明かされるけど、もうそのときはどうでもいいって感じ。

 これって裏を返すと、もう後半超展開で何でもアリお涙ブワ~ンぶちかましまくるよってことでいいの??? 
 幻想的な世界観といえば聞こえはいいかもしれないが、その一言で片付けてしまうにはあまりにもおざなりというか軽薄といえると思う。


 総評:


 個人的にはなんともいえない。 
 色セカみたいになりそうな感じしかしないから、好きな人にはいいと思うが、日常などは退屈だろうから”夜”のストーリーでどこまで感動できる要素があるかにかかっていると思う。





ryushlol at 16:02|Permalink

2018年05月24日

5・16 最近面白かったゲーム ~アマツツミ~

響子 


 アマツツミ 
 
 


「吾は悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言い離つ神」

 祓詞。 タイトルは天つ罪・国つ罪という神の犯した8つの罪からきている。

シナリオは一本道。途中下車タイプ。最後はほたるへ。

言霊のお話。
言葉で命令すると何でも言う通りにできる能力を持った主人公が外の世界に出てくるというもの。
どっちかっていうと能力をテーマにしたものではなく、一種の要素として盛り込んだ言霊のお話のヒューマンドラマ。

主人公には言霊というものがあったため感情を言葉としてストレートに出すことが普通だった。けれど外に出ると実際はそうじゃないことを身を持って知っていく。
言いたくても言えないことだってあるし、言いたくなくても言ってしまうことだってある。それが人間の心の機微というもの。
人里離れた場所にいる人間が、コミュニティ内で帰属意識とかコミュニケーションとかそういったものを学ぶわけです。言霊だと一方的な命令になってしまうのでね。
いいですね。結構言霊でゴリ押しみたいなとこもあるけどまあそこはご愛嬌だしお約束。


各キャラ概要&ストーリー

こころ

妹。純真でけがれなきピュアな心を持っている。
病弱なお母さん・あずきのお話。
完全に死ぬフラグビンビンだったけど主人公が言霊で命を分け与える。ピーク後は何かお兄ちゃんとの恋心的な純愛っぽい何かになる。
正直1話は、ほたるとの会話のやり取りが結構最後に大切になってくるのでちゃんと覚えておこう。

響子

自信なさげ、内向的な巫女。霊感が強く幽霊が見える。
突然、かつて事故で亡くした旧友・鈴夏が見えるようになる。その罪悪感と後悔からの解放を得て自分を見つけて生きていくお話。
響子自身、幽霊(実際は妄想でできた産物)の彼女に身を投げれるほど、思い入れ相当強かったんだけど記憶が美化されててあれれれれ・・・?
最後は死靈の残滓がどうだこうだで…お別れします。



主人公の出身の里の言霊使いが住む世界での許嫁。言霊力は彼女の方がたかい。
双子の姉の呪いで彼女の周囲には雪が降っていて寒さに怯えている。
このルートでは主人公の心を問われる。単純に言えば他の女に目移りして自分を見てくれなくなっている的な愛情の再確認と過去の清算。
終盤は響子のやつと若干似てるけど盛り上がりには欠ける。

ほたる

最強メイン。1週間で記憶がとぶ。たぶんエピソード記憶のみ。エンド2つあり。1個は主人公が犠牲になりオリジナルと心中し、コピーが生存するやつ。

ED1

最後の1週間

サブタイ通り。
もうすぐ限界であるオリジナルと心中END。結婚式とかしっかり書かれてていいなって思った。
タイトル回収ここだからここ本命じゃね? と思わざるをえない。 しきまきとかいってたし。
愛するコピーと結婚し、名前を変えることで魂を与え生かす。
オリジナルには”偽物”と認識させ、主人公と心中する。

最後ほたるの舞う場所で左手くすりゆびに魂が宿り。

ED2

オリジナルを懐柔し、2つの人格を1つに統合する。主人公が言霊の力を犠牲に人として生きることで、ほたるを1つとして生かしてHappyend。
ちょいTRUE ENDにしては尺短いかも? おりじなる世界の憎しみ度くっそ高そうに見えたけど結構懐柔されるの早かったな。
あっさりしててEP1のほうがよく見える。


 感想


全体的に優しい世界で構成されている。言霊使いの悪いやつとかいそうな気したけどそんなことはなく。主人公の”敵”みたいなのが終盤以外に全くなく。いても懐柔はいとも容易く。
ヒロインには大体何か当人かその家族か友達が死に関わってるものが多い。
死靈とか、呪いとか、負い目とか全体的にそういう話。
文章は平易で分かりやすく、ハピメアみたいに冗長さもなかったからよし。インパクトには欠けるので初心者向けって感じ。
日常シーンは大体飯作ってるか町散歩してるくらいしか印象にない。真新しさはないので飽きてくるかも。
町っつってもほんと田舎町(町名も井中だった気がする)なので湖か神社か学校でデートしてる。
ご都合主義的なところもあったけど、まあテーマ自体が”言霊”で、他にも幽霊、コピーなどファンタジックなものだからしょうがないね。
粗は特になく、初心者にはおすすめじゃないかなと思います。 



盆踊り











ryushlol at 23:08|PermalinkComments(0)